予約投稿って。。。
おはようございます。
先ほどPHD2014ー運命ー 第1話の鍵を開けました。
本当は9時に開けるようにしたかったんですけどね。
これはどうやら最初の投稿時に時間指定しなくてはいけないようですね。
書かなくなってから1年近くたっているので、どうもやり方が………
忘れているのか、もともと私がよく書いていた頃にはそんなものは存在しなかったのですから、それに頼ろうとした自分が悪いんでしょう。
さてさて本来ならアイコン?バーナー?を入れなくてはいけないのでしょうが、今、こうやって書いているのはタブレットから。
はい、やり方がわからないのですよ。
パソコンですればいいじゃん???と言われるのかもしれませんが、ほとんど立ち上げることもしなくなったので、立ち上げて動き始めるまでにどれだけの時間がかかることやら???
ですので、パソコンではできないのですよ。
相変わらずキーボードの動きは悪いですし。
ということで、PHDのしたの方に新たなる書庫を作りました。
どうぞそこからお入りください。
期間中には全て書き上げるのは無理です。
はっきり言います。
今年中にでき上げることを願って。
約束はできませんが。
では。
This is the fate? ep7.
彼が何か言ったのか、すんなりと映像科のある校舎を抜け出し、自分のクラスに戻ることができた。
しかも遅刻しているにも関わらず教科の先生は何一つ叱ることなどせず、「早く入りなさい」と一言言っただけで、これまたすんなりと自分の席に着くことができた。
斜め前に座っているスニョンは何か言いたげな顔をしていた。
おそらくヒスンもガンヒョンも同じことは簡単に予想できた。
私は彼女たちのことなど頭の隅に追いやり、先ほど彼から言われた言葉がずっと頭の中を支配していた。
約束って何?
何を約束したの?
どうして反故にできないの?
約束をな思い出そうとすればするほど無限のループに囚われたように答えなど出てこない。
いや、記憶していないのだろうか。
授業は思い悩んでいる最中にいつの間にか終わってしまっていた。
「チェギョン、何を話しに行ったの?どういう関係?」
終わるやいなや3人に素早く囲まれ、話すまで帰さない雰囲気だった。
しかも皇室フリークな二人は両腕を前に組み、仁王立ち。
「…黙秘する。私もわかっていないんだ。言える段階になったらきちんと言うから見逃してくれない?」
両手をしっかりと合わせ、拝み倒し、その姿はまるで捨てられそうになっている猫がウルウルな目で見つめているような、そんな感覚だった。
自分でやっておきながら、内心実に滑稽だった。
ヒスン、スニョンはそれでも真相を聞き出そうとしているようだったが、ガンヒョンがそこは遮った。
「二人とも諦めなさい。話すまで待つこと。チェギョンもなんらかの理由があってあんな行動をしたんだろうから。」
そう諭されて二人はシュンと頭を垂れた。
「チェギョン、あんた、後日わかったらでいいからしっかり聞くわよ。」
彼女は幼い頃から知る無二の親友。
奇抜な行動を取る私を唯一しっかりと見つめ、見守ってくれている人。
思わず抱きついたほどだった。
後から聞けば、私が拉致られてから皇太子お抱えのSPに速やかに校舎から出されたそうだ。
けれど、その前にあのおちゃらけた男子生徒は何か言いたげな苦虫を潰したような顔をしていたらしい。
ガンヒョンがいつまでたってもそこは怒っていた。
This is the fate? ep6.
引きずられるように連れてこられた屋上に着くと、彼は私の手を離し、自分はフェンスに佇んだ。
それはそれは見惚れてしまうほど綺麗な絵図になりそうなものだった。
「聞いているかと存じますが、あの件、私はお断りさせていただきます。」
ハッとしこれまた優雅にお辞儀をした。
彼はそれを何も言わずに見つめ、視線をそらし、空を見上げた。
そして何をもってか、胸のポッケからタバコを取り出し、優雅に火をつけ、一服空に紫煙を吐き出した。
私はこれまた引き返す術を忘れ、ただただその姿を見つめていた。
「すまない。息がつまるのでな。わかったと言いたいが、それは無理だ。反故にはできない。するつもりはさらさあらないのでな。」
彼はそう答え、また一服空に放った。
「あなたには確か舞踏科の恋人がいるはずよ。その彼女と結婚したらどうなの?」
なんで私なの?
「彼女は友人の想い人だ。俺じゃないし、恋人関係じゃない。
強いて言うなら煩わしさの感じない友人ってとこかなぁ。」
答えになっていない答え。
「だいたいなんで私なの?あなたの周りには綺麗な綺麗な女性がいくらでもいるでしょう?選びたい放題じゃない?借金のある家の娘を嫁にもらってもなんのメリットもないでしょ?」
私はたぶんしかめっ面をしている。
「覚えているか?俺とした約束…。それが俺が反故にしない理由。」
答えになっていない答え。
「なあチェギョン。俺とお前は幼い頃に遊んでる。覚えているか覚えていないかわからないが。その時に約束したんだ。約束をな。まぁゆっくり思い出せ。ゆっくりと。焦りはしない。」
彼は吸っていたタバコを足で潰し、何事もなかったようにまた空を見上げた。
それはそれはキレイな瞳で真っ直ぐに。
「まあそんなことを言っても、俺も思い出したのはつい最近のことだ。人のことは言えないから焦りはしないさ。」
彼はそう言いながら私の方へ歩いてきて、人の頭をポンポンと軽く叩いて颯爽と私を置いて来た道を引き返していった。