パパの日デー
各々が作った雪だるまが仲良く庭を並んでいるころ、迎賓館では夕食の準備に追われていた。 昼間にチェギョンが何が食べたいか?と皆にに聞いたところ、答えは至極簡単なものだった。 冬といったら・・・というものである。 それは、もちろん『鍋』。 それも…
雪合戦を思いっきり堪能し、迎賓館へ戻ってきた面々はそれぞれ与えられた部屋へ移動し、シャワーなどを終えて、大広間へと集まった。 そこにはすでに昼食の用意がしてあった。 子供達にはお子様ランチが用意されており、大人たちには宮廷料理ではなく、普段…
昼食を済ませ、雪だるま作りを早々と開始した。 やはり、冬の日は日照時間が短く、子供たち自身も朝から遊んでいるので、体力はさっそうときれるだろうという大人たちの考えであった。 しかし、大人たち自身も通常あまり運動しないので、そろそろガタが来そ…
さて、宮殿の庭には、シン、チェギョン、レイ、メイ、それにコン内官、チェ尚宮、イン、ギョン、ファン、今ではギョンの妻となったガンヒョン、スニョン、ヒスン、ユル、とそれぞれの細君と子供たちが集まった。 「チェギョンとガンヒョンはおとなしくそっち…
子供たちの答えとは? 「んーとね、レイもメイもおじいちゃんとおばあちゃんの家に行きたい。もちろん、おじいちゃまとおばあちゃまのところにも。ダメ?パパ?」 レイの答えはシンにとってもチェギョンにとっても、意外なものだった。 何かものを欲しがると…
シンもチェギョンも顔を見合わせ、首をかしげた。 シンとしては一応医局に問い合わせ、負担がかからなければというお許しを得ている。 しかし、それを妻に言えばつけ上がることは予想内である。 はて、レイの考えとは? 「あのね、コンテストをするの。」 『…
今日は1か月のとある1日に宮殿内で行われるパパの日デー。 というのは、一日子供たちとパパ=現皇帝であるシンが遊ぶ日である。 なぜ、こんな日を作ったのか? それは、皇帝となってからシンをはじめ、チェギョンまでもが忙しくなり、子供の健やかな成長をな…