リアの誕生
こんばんは。 やっと終わりました。 6話で終わらそうと思えば終わらせたんです。 でも書きたかった。 ソヨさんの最期を。 そしてリアのおてんばぶりを。 今から裏話。 今回は自宅出産。 水中出産をさせようとしたらできたのですが、それだったら前も書いて…
「そう言えばチェギョン、どうする? 滞在を伸ばして一週間ここにいるか?滅多にこんな時はない。 お母さんに頼ってもいいぞ。」 その言葉にチェギョンはシンの温かさを感じだ。 「予定通り7日には一緒に帰るわ。シン君、私の家はあっちよ。ここじゃないわ…
みんなでワイワイガヤガヤと食べたあと、ベビーバスを用意し、リアの初めての沐浴となった。 シンとチェギョンを除く、その他の面々がその様子を見守った。 レイの時もメイの時もしているので、今回はスンレと府院君に任せ、皇帝夫婦はのんびりとソファーで…
府院君はチェギョンの陣痛が始まると、ずっと台所にいて、湯を沸かしたり、食事を作ったりしていた。 それしかできないからであるが。 ソヨが胎盤を持ってくると、悲鳴をあげた。 そしてどけと言わんばかりに、台所を占領されてしまった。 オロオロするばか…
いきみ始め、しばらくして、チェギョンは体制を変えた。 四つん這い。 と言っても、手はシンの両肩にあった。 うなっていると、頭が出てきたとソヨが告げた。 「その調子、その調子。もう少し。昔はみな、こうやって産んでたんだ。姫宮さんもできるから。」 …
「すみません。遅くなりました。陛下、ありがとうございます。 車をご準備いただいて。助かりました。」 コン内官とともに入ってきたモク助産師はシンにまずはお礼を述べた。 ソヨと電話で話し合った後に、すぐさまコン内官に連絡をいれ、車を回すように伝え…
ふと見ると、チェギョンは息も切れ切れだった。 額には脂汗が若干出ていた。 これはもしかした早いのかもしれない。 これで3度目。 早くてもおかしくはなかった。 スンレはその様子を見て、黙って自分たちの部屋に布団を引きに行った。 数十分後、ソヨがや…
楽しい時間はいつの間にかすぐ過ぎてしまい、夕食の時間となった。 レイもメイもこの時にしか食べられない料理にワクワクし、舌鼓を打っていた。 おいしいおいしいと言われるたびに、スンレも府院君も笑顔がほころんだ。 食べ終わると、第二弾となり、全員で…
いつの間にか季節は過ぎ、チェギョンはもう臨月を迎えていた。 予定日は2月14日。 世に言う「バレンタインデー」の日である。 その前に里帰りをしようと考えていたが、ずっと調節がつかず、ついたのは2月4日となった。 臨月になってからのチェギョンの…