パパに日デー in 冬の日③

子供たちの答えとは？

「んーとね、レイもメイもおじいちゃんとおばあちゃんの家に行きたい。もちろん、おじいちゃまとおばあちゃまのところにも。ダメ？パパ？」

レイの答えはシンにとってもチェギョンにとっても、意外なものだった。

何かものを欲しがるとかそんな答えだと二人とも予想していたのだ。

「レイちゃん、メイちゃん、そんなことでいいの？」

チェギョンは不思議がり、尋ねました。

「だって、最近行ってないでしょ？おじいちゃまとおばあちゃまはうまくいけば、ここで会えるけど、おじいちゃんとおばあちゃんにはなかなか会えないでしょ？」

確かにそうである。

ちなみに、おじいちゃんとおばあちゃんはチェギョンの両親のことで、おじいちゃまとおばあちゃまはシンの両親のことである。

チェギョンも臨月をまじかに控え、これをのがすとなかなか行けなくなる。

「そうだな、行くか。でも、これは数日中に解決しよう。レイ、メイ。他にはないか？」

シンは再び尋ねた。

すると、二人は首を振る。

物欲はないらしい。

「あ、でもね、パパともう一日遊びたい。もちろんママも。パパとママがいればいいよ。」

とメイは言う。

シンもチェギョンもさみしい思いをしているのかと思う。

思わず、子供たちを抱きしめるのであった。

気を取り直して、

「さあ、シン君、子供たちを連れて朝食よ。食べている間に、みんなに連絡するから。そしたら、雪合戦できるでしょう？」

ニコリと妻に言われ、その通りにするシン。

子どもたちは「雪合戦！！雪合戦！！」と浮かれ、パパを急がせる。

その姿はチェギョンにとってとても至福の時間であった。



チェギョンは早速みんなに宮殿へ来るように電話をした。

ちょうど今日は日曜日とあり、こんな日なので時間を持て余していた彼らはこぞって了解した。