それぞれの悩み
White day 三部作。
「それぞれの悩み」→「Fun time!!」→「家族がいる幸せ」に続きます。
明日は出かけてしまうので、お早めに公開します。
*****************************************************************************
3月14日。
いわずと知れたホワイトデー。
一体誰がこんな日を作ったんだ(怒)
と毎年のことながら悩まされる日々が続くシンである。
しょうがないので毎年聞く。
「チェギョ~ン、チェギョ~ン!!」
呼んでみるがきっとリアに懸かりきりなのだろう。
諦めかけたところへひょっこりチェギョンが現れる。
「シン君、呼んだ?」
リアを抱いてにこやかに微笑んで現れたチェギョン。
シンはとてもその光景に安堵する。
「ホワイトデーのことなんだけど、今年はなにが欲しい?」
毎年こうやってシンは聞いている。
「う~ん、シン君がいて子供たちがいればそれで十分よ。」
なんともシンプルな答え。
無欲だなとシンは思う。
バレンタインデーはお世話になっているみんなを招待してチョコレートフォンデュパーティをした。
ホワイトデーには何をしようか?
無欲であることはいいのだけど、何かを贈りたいシンにとってはその答えは頭の痛いものだった。
「あ、そうだ、シン君!!いい事考えた!
ねぇ、その日晴れてたらお父様やお母様、お祖母様呼んで、ピクニックしない?宮廷内を?
リアがいるから遠出はできないし。ねぇっそうしない?それでいいわ。」
その言葉を聞いて、まったくチェギョンらしいと思うシンだったが、そうしたいのならばそうさせてやろうと思った。
「わかった。その代わり料理は手伝わせろよ。サンドイッチくらい俺も作れる!!」
そう力説するシンに、チェギョンは笑った。
「わかったわ、わかったわ。シン君も手伝ってね。おもしろ~い!」
チェギョンはどうも笑いの坪にはまったらしく、ケラケラと笑っている。
その様子に今にも額の部分に青筋が一本出そうなシンだった。
「怒らないで、怒らないでよ。止まらないのよ~。」
チェギョンはもう笑いがどうにも止められなかった。
シンの額にとうとう怒りのマークが点滅してきたが、それもわかったが、この笑いは止められなかった。
「・・・その代わり、夜は空けとけよ。」
ムスっとした顔で相変わらずな俺様口調で言い放つ。
「どうしてよ?」
チェギョンはどうにか笑っているのをおさえて、真顔で聞いた。
「夜は奥さんをねぎらってサービスしてやる。」
平然と言い放つシン。
嫌な予感がチェギョンを襲う。
「サービス?」
もう一度聞いてみる。
「そうだ。」
シンは端的に答える。
「嫌な予感がする~。」
チェギョンは一歩後ろに下がる。
シンはとてもニコヤカだ。
何かとんでもないことを考えているのは長年一緒にいるのでわかる。
一緒に作ってくれるのはありがたいが、夜は・・・できればご遠慮したいが、彼は宣言したものは実行することも分かっているので、どうしようも出来ない。
自分の顔が歪むのがわかる。
「それが当たっているのか当たっていないのか、夜までお楽しみだな。なあ、リア~。」
首が据わっていない娘をチェギョンの腕の中からもぎ取って、にこりと微笑むシン。
3人目となれば堂々たるものだ。
チェギョンは腕を組みながら、回避する方法はないものかと頭を悩ませていた。
無理なんだろうな~と思いながら・・・。
続く?
「それぞれの悩み」→「Fun time!!」→「家族がいる幸せ」に続きます。
明日は出かけてしまうので、お早めに公開します。
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3月14日。
いわずと知れたホワイトデー。
一体誰がこんな日を作ったんだ(怒)
と毎年のことながら悩まされる日々が続くシンである。
しょうがないので毎年聞く。
「チェギョ~ン、チェギョ~ン!!」
呼んでみるがきっとリアに懸かりきりなのだろう。
諦めかけたところへひょっこりチェギョンが現れる。
「シン君、呼んだ?」
リアを抱いてにこやかに微笑んで現れたチェギョン。
シンはとてもその光景に安堵する。
「ホワイトデーのことなんだけど、今年はなにが欲しい?」
毎年こうやってシンは聞いている。
「う~ん、シン君がいて子供たちがいればそれで十分よ。」
なんともシンプルな答え。
無欲だなとシンは思う。
バレンタインデーはお世話になっているみんなを招待してチョコレートフォンデュパーティをした。
ホワイトデーには何をしようか?
無欲であることはいいのだけど、何かを贈りたいシンにとってはその答えは頭の痛いものだった。
「あ、そうだ、シン君!!いい事考えた!
ねぇ、その日晴れてたらお父様やお母様、お祖母様呼んで、ピクニックしない?宮廷内を?
リアがいるから遠出はできないし。ねぇっそうしない?それでいいわ。」
その言葉を聞いて、まったくチェギョンらしいと思うシンだったが、そうしたいのならばそうさせてやろうと思った。
「わかった。その代わり料理は手伝わせろよ。サンドイッチくらい俺も作れる!!」
そう力説するシンに、チェギョンは笑った。
「わかったわ、わかったわ。シン君も手伝ってね。おもしろ~い!」
チェギョンはどうも笑いの坪にはまったらしく、ケラケラと笑っている。
その様子に今にも額の部分に青筋が一本出そうなシンだった。
「怒らないで、怒らないでよ。止まらないのよ~。」
チェギョンはもう笑いがどうにも止められなかった。
シンの額にとうとう怒りのマークが点滅してきたが、それもわかったが、この笑いは止められなかった。
「・・・その代わり、夜は空けとけよ。」
ムスっとした顔で相変わらずな俺様口調で言い放つ。
「どうしてよ?」
チェギョンはどうにか笑っているのをおさえて、真顔で聞いた。
「夜は奥さんをねぎらってサービスしてやる。」
平然と言い放つシン。
嫌な予感がチェギョンを襲う。
「サービス?」
もう一度聞いてみる。
「そうだ。」
シンは端的に答える。
「嫌な予感がする~。」
チェギョンは一歩後ろに下がる。
シンはとてもニコヤカだ。
何かとんでもないことを考えているのは長年一緒にいるのでわかる。
一緒に作ってくれるのはありがたいが、夜は・・・できればご遠慮したいが、彼は宣言したものは実行することも分かっているので、どうしようも出来ない。
自分の顔が歪むのがわかる。
「それが当たっているのか当たっていないのか、夜までお楽しみだな。なあ、リア~。」
首が据わっていない娘をチェギョンの腕の中からもぎ取って、にこりと微笑むシン。
3人目となれば堂々たるものだ。
チェギョンは腕を組みながら、回避する方法はないものかと頭を悩ませていた。
無理なんだろうな~と思いながら・・・。
続く?