葵香の勝手 宮小説の世界

yahooブログ「Today is the another day」からこちらに移行しました。

宮 勝手小説

戦争のない時代はいつ訪れるのか・・・

夜、執務を終えて、寝室へと足を踏み込むと、いつも寝ているチェギョンが珍しくテレビを見ながら横になっていた。 そして、なぜか涙を流して。 シンが入ってくるのがわかると、そっと小さな声で 「お帰り」と言った。 そして目線はすぐにテレビに・・・。 何…

HOME~暖かい場所~

シンは皇帝としての執務を終え、珍しく早く御所へと帰ってきた。 その時間、午後二時。 すると、チェギョンは子供部屋で2歳のメイと熟睡中だった。 レイはというと、その横で一人遊びに興じていた。 父親が入ってきたのがわかると、すっと足元により、満面…

Dear my baby, thank you for coming back with us.

まどろんだ日の朝、シンとチェギョンはまだオネムの中にいた。 そこへ突然目覚まし時計が6時を知らせにけたたましくなった。 その音にびっくりした二人は、飛び起きた。 確実に寝坊である。 飛び起きたのは良かったものの、チェギョンは下半身に痛みを感じ…

シリウスー二人がみたキセキー

嵐の歌で『シリウス』 シンチェの世界にマッチしそうだったので。 韓国とマカオの離れ離れになったときの二人の様子です。 歌詞は下に載せてます。気になったらYou Tubeさんにのぞいていって聞きながら読んでください。 *****************…

子供たちの誕生

お気に入り登録100人目記念奇企画―まりかさんよりリクエスト 「レイとメイの誕生のお話」です。 *********************************** シンはふと雑務に追われている中、考え事をしていた。 「もうすぐ、第3子が産ま…

ありがとう――初日の出の魔法――

元旦、朝早く起きだしたシンとチェギョンは眠っている子供たちを車に乗せ、ある場所まで走った。 それはあの日、シンがチェギョンに2500万年先も・・・といった場所である。 本来ならば、ここは格好の初日の出を見られる場所。 しかし、行ってみると自分…

シン君の無駄な苦悩

さっちゃんさんよりリクエスト。 さっき思い浮かんだので書きます。 こんなんでどうでしょう? そうそう、お名前拝借しました。 アホ話です。 ******************************** ある時からシンは悩んでいた。 それもかなり…

ありがとう~大晦日のキセキ~

2008年12月31日。 時刻はもうすぐ2009年になろうとしていた。 いつもは早く就寝する子どもたちも、この日だけは特別に夜遅くまで起きていることを許されていた。 しかし、そこは子供。 久しぶりに家族全員と浴室でキャッキャと遊び、疲れて眠っ…

ありがとう

「シン君、クリスマスおめでとう!!」 チェギョンが皇室に入ってきてから、初めて言われた言葉。 クリスマスなどいつも行事が入り、家族で祝うなんて自分には一生ないものだと考えていた。 妻となる人は母のようにどこかの令嬢だと思っていた。 しかし、予…